ステンドグラスとの出会い、光にみせられた日

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こんにちは石井元明です。
私は70代になってから、人生で一番“美しい出会い”をしました。
それは、人ではなく——光との出会い。しかも、ガラスを通した、色とりどりのステンドグラスの光だったのです。

あの日、たまたま立ち寄った小さな教会。
中に入ると、静けさの中で、壁に広がる虹のような光が目に飛び込んできました。赤、青、緑、金…どの色もガラスを通してやわらかく差し込み、まるで空間が呼吸しているようでした。

私は思わず息をのみ、ただその光に立ち尽くしていました。
「こんなにきれいな光が、人の手で作られているんだ」
その瞬間、心の中で何かがパチンとはじけた気がしたのです。

もともと、私は手仕事が好きで、家の棚や小屋を作ったりしてきました。
でもそのとき思ったのは、「この光を、自分の作った建物に取り入れたい」という不思議な衝動でした。
小屋の窓から、朝日がガラス越しに差し込む光景を想像しただけで、胸が高鳴りました。

その帰り道、私はすぐに「ステンドグラス 教室」とスマホで検索していました。
「70代 ステンドグラス 初心者」と検索して出てきたのは、近所のカルチャーセンター。
少しの不安と、大きなワクワクを胸に、体験教室に申し込んだのです。

最初は道具の名前すらチンプンカンプンでした。
ガラスカッター、ハンダごて、ケイム(鉛の枠)…
でも、先生や仲間の方々に支えられて、一つずつ覚えていくたびに、「できることが増えていく」楽しさに、私はすっかり夢中になっていました。

最初の作品が完成したとき。
太陽の光を通したその小さなガラスのかけらが、壁にふわっと映り込んだ瞬間。
あの教会で感じた「光の魔法」が、自分の手の中で再現されたようで、思わず涙が出ました。

私は70代で、新しい世界に出会いました。
**ただの趣味じゃない、心を動かす“光の仕事”**です。

今では、「いつか自分の小屋に、オリジナルのステンドグラスを取り付けたい」という夢に向かって、少しずつ作品を増やしています。
そして、小さな作品がフリーマーケットで1万円、2万円で売れたことも。
「私の光が、誰かの暮らしにも届いた」ことが、何より嬉しい出来事でした。

年齢を言い訳にせず、一歩踏み出してよかった。
あの日、教会で“光”に出会ってから、私の人生はまた少し、色づき始めたのです。

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