お寺の客殿玄関に蓮の花のステンドグラスを製作

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このたび、お寺の客殿玄関に、蓮の花をモチーフにしたステンドグラスを制作・設置させていただきました。

蓮は泥の中から美しい花を咲かせることから、「清らかさ」「再生」「悟り」の象徴とされています。仏教においても極めて重要な花です。今回の作品には、そうした蓮の持つ精神性と、訪れる人々の心を静かに癒やす力を込めました。

窓のサイズは横長で低め。そこから射し込む自然光を活かし、ステンドグラスがやさしく光るように設計しています。淡いピンクの蓮、明るい黄色の蓮、そしてそれを支える青い水と瑞々しい葉の緑。朝日が差し込むと、まるで本物の蓮池がそこに現れたかのような透明感が生まれます。

このステンドグラスは、ただの装飾ではありません。玄関をくぐるたびに、訪れる方が静かな心に戻れるように。忙しさのなかで見失いがちな「自分自身」と向き合えるように。そんな願いを込めて、一つ一つのガラスを選び、切り出し、鉛線でつないでいきました。

制作中、私の心にも変化がありました。蓮の花を見つめながらガラスを磨いていると、不思議と雑念が消えていくのです。まるで自分自身も、静かな池に浮かぶ花の一部になったような感覚がありました。

完成した今、このステンドグラスが、祈りの場の入口にふさわしい「光の門」となってくれたことを、心から嬉しく思っています。

お寺に足を運ばれた際には、ぜひ足元の窓にも目を留めていただけたら幸いです。そこには、静かな希望と再生のメッセージが込められています。

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