初めて完成させた小作品と、そのときの感動

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こんにちは、石井元明です。

今回は、私が初めて完成させたステンドグラス作品について、そしてその瞬間に胸の奥で湧き上がった感動をお話ししたいと思います。

ステンドグラスを始めてまだ間もない頃。
道具の名前も扱い方もよく分からず、正直、「こんな細かい作業、自分にできるのかな…」と不安ばかりでした。
それでも「やってみたい」という気持ちが勝ち、教室に通い始めて3回目のとき。ついに、初めての小さな作品作りに取りかかりました。

モチーフは、先生が用意してくださった初心者用の花のデザイン。
赤、黄色、緑のガラスを選び、紙に写し取り、ガラスをカットし、銅テープを巻いて、ハンダで繋いでいく——。
一見シンプルに見えるこの工程が、まぁ大変!

ガラスを切るときの「パリッ」という音、
指先にピリッとくる緊張感、
思った通りに線が曲がらず、何度もガラスを割ってしまったり…。

それでも、ガラスを1枚、また1枚と繋げていくたびに、少しずつ形になっていくのが、もう楽しくて楽しくて。
「あ、花の形になってきた!」
その瞬間の、なんとも言えない高揚感。まるで子どもの頃に戻ったような感覚でした。

そして、すべてのパーツをつなぎ終え、最後のハンダを置いて、布で磨き上げると——
目の前に、自分の手で作った初めてのステンドグラス作品が、静かに、でも確かな存在感でそこに立っていたのです。

そのとき、先生がそっと作品を窓辺に置いてくれました。
すると、朝の光がガラスを透かして、壁に赤や黄や緑の小さな光のかけらが映ったのです。

「わぁ…!」

私は思わず声を上げました。
胸の奥が、ポッと暖かくなるような、不思議な感動。
まるで、自分の手の中に“光の魔法”を生み出したような気持ちでした。

70代になってから、まさかこんな体験ができるとは思ってもいませんでした。
「もう年だから…」と諦めていた世界が、こんなにも豊かで、美しくて、わくわくするものだったなんて。

この初めての小作品は、今も私の部屋の窓辺に飾ってあります。
毎朝、そのガラス越しに差し込む光を見るたびに、「また次の作品を作ってみよう」という気持ちが湧いてくるんです。

年齢なんて関係ない。
好奇心と、小さな一歩を踏み出す勇気があれば、人生はいくつになってもキラキラ輝く。

そんなことを、教えてくれた私の最初のステンドグラス。
これからも、もっともっと光と遊びながら、作品を生み出していきたいと思います。

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