75歳が見つめる令和の治水 ― 台風19号と埼玉県調整池第2期工事、税金の使われ方

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私が住む東松山市は、昭和22年カスリーン台風で都畿川の土手を超えて水が流入しました、

昭和22年(1947年)9月、戦後の混乱が続く日本を襲った「カスリーン台風」は、今なお多くの人々の記憶に残る歴史的な災害です。太平洋戦争終結からわずか2年後、復興の途上にあった日本列島を強大な台風が直撃し、特に関東・東北地方を中心に甚大な被害をもたらしました。

2019年の台風19号では、2階の床まで水害になりました。

埼玉県で九十九川に調整池、排水機場の工事が始まりました。

令和6年第1期、工事費約2億円強です、

令和7年第2期、工事費約6.5億円です、

75歳が見つめる令和の治水 ― 台風19号と埼玉県調整池第2期工事、税金の使われ方

はじめに ― 75歳の建築士が見た「治水」の現場

私は75歳の一級建築士として、これまで多くの土地開発や建築計画に携わってきました。

年を重ねるにつれ、自然と人の関係、そして「水」とどう向き合うかを深く考えるようになりました。

特に近年は、地球温暖化の影響で豪雨災害が増え、治水の重要性がかつてないほど高まっています。

台風19号(令和元年東日本台風)が残した爪あと

2019年10月、台風19号が日本列島を襲いました。

関東から東北にかけて記録的な豪雨となり、埼玉県内でも河川が氾濫し、多くの住宅が浸水しました。

堤防の決壊や内水氾濫により、県内の道路や農地も広範囲で被害を受け、復旧には長い年月がかかりました。

この災害を契機に、埼玉県では治水対策の見直しが進みました。

特に「調整池」の整備が重要視され、第1期工事の成果を踏まえ、現在は第2期工事が進められています。

調整池第2期工事とは ― 洪水を防ぐ仕組みと役割

調整池とは、大雨の際に一時的に雨水をため込み、下流の川や住宅地への氾濫を防ぐ施設です。

地形を利用して巨大な水の貯留空間をつくり、一定時間をかけて安全に水を放流する仕組みになっています。

埼玉県では、台風19号で被害の大きかった中川や綾瀬川流域などを中心に、複数の調整池を整備中です。

第2期工事では、より大規模な貯留能力と排水ポンプ施設が計画されており、完成すれば大雨時の被害を大幅に軽減できると期待されています。

税金と工事費の関係 ― 公共事業は誰のためにあるのか

こうした大規模工事には、当然ながら莫大な費用がかかります。

国からの補助金や県の予算、そして私たち県民が納める税金によって支えられています。

1か所の調整池でも数十億円規模にのぼるため、「本当に必要なのか」「費用は適正なのか」という疑問を抱く人も少なくありません。

しかし、工事費の一部は入札制度により決定され、地元建設会社が参加することで地域経済の循環にもつながっています。

また、災害を未然に防ぐことは、将来的な被害補償費や復旧費を大幅に抑える効果があり、「防災への投資」としての意義も大きいのです。

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