2019年、台風19号の猛威により、私たちの地域の大切な神社が流されてしまいました。
長年、地域の人々の祈りと願いを受け止めてきたその社は、無念にも水に飲まれ、跡形もなく消えてしまったのです。
しかし、時は流れ、今――ついに新しい場所が決まりました。
新たな神社の地は、広々とした田園風景の中にあり、澄んだ空と風が気持ちよく通り抜ける清らかな場所です。
ここに、再び祈りの場を築くべく、開発行為と農地転用の許可申請に着手いたします。
それは単なる手続きではなく、「希望の種をまく」ことに他なりません。
かつての神社がそうであったように、今度の神社も、地域の人々が集い、願いを捧げ、心を落ち着ける場所になるはずです。
春には桜が咲き、夏は虫の音に包まれ、秋には祭りの灯がともり、冬には静けさの中に神聖な空気が満ちる。
そんな四季折々の風景が、ここからまた始まろうとしています。
建築の設計には、伝統を尊びながらも、これからの時代にふさわしい工夫を。
バリアフリー対応や防災設備、地域の子どもたちが安全に訪れられる構造も考えています。
そしてなによりも「心の拠り所」として、多くの人に愛され続ける神社を目指します。
失ったものは大きかった。
けれど、私たちは新たな一歩を踏み出しました。
この土地に、祈りの火をもう一度灯す日が、もうすぐそこまで来ています。

